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体験談

自己破産後の生活リアル|クレカ・ローン・仕事はどうなった?

「自己破産したら、その後の生活はどうなるの?」

これは、自己破産を検討している人が一番気になることだと思う。僕自身もそうだった。弁護士に相談する前、ネットで「自己破産 その後」と何度も検索した。

免責が降りてから数年が経った今、実際に自己破産後の生活がどうなったかをリアルに書いてみる。

クレジットカードについて

結論から言うと、自己破産後はクレジットカードを作れない。これは事実。

信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に事故情報が登録される。いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるもの。この情報が残っている間は、クレジットカードの審査にはまず通らない。

事故情報の登録期間は、信用情報機関によって異なる。

  • CIC: 免責確定日から5年
  • JICC: 免責確定日から5年
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター): 破産手続開始決定日から7年(2022年11月以降の登録分は7年、それ以前は10年)

つまり、最低5年、銀行系だと7年はカードが作れないと思った方がいい。

カードが使えない生活

正直、最初は不便だった。ネットショッピングはカード決済が多いし、サブスクもカードが前提。

でも、今はデビットカードやプリペイドカード、コンビニ払い、銀行振込などで大体対応できる。楽天銀行やPayPay銀行のデビットカードは、破産者でも口座を開設できるので、Visa/Mastercardのマークがついたデビットカードが使える。

QRコード決済(PayPay、楽天ペイなど)も銀行口座からチャージすれば使える。キャッシュレスに困ることは意外と少ない。

ローンについて

住宅ローン、自動車ローン、その他のローンも、ブラックリスト期間中は基本的に組めない。

これは自己破産の最も大きなデメリットの一つ。家を買いたい、車をローンで買いたい、という場合は待つしかない。

ただし、ブラックリスト期間が過ぎれば、またローンを組める可能性はある。実際に自己破産後7-10年経って住宅ローンを組めた人の話もある。ただ、審査が通りやすいとは言えない。

車が必要な場合は、現金で中古車を買うか、家族名義でローンを組むという選択肢がある(家族の信用情報には影響しないため)。

仕事・就職への影響

「自己破産したら就職できなくなるのでは?」と心配する人は多い。

結論から言うと、一般的な仕事であれば自己破産が直接の障害になることはほぼない。履歴書に「自己破産歴」を書く欄はないし、会社が官報を確認することもまずない。

ただし、以下の職業は注意が必要。

  • 弁護士、公認会計士、税理士などの士業
  • 警備員
  • 生命保険の外交員
  • 宅地建物取引士

これらの職業は、破産手続中(開始決定から免責確定まで)は資格制限を受ける場合がある。ただし、免責が確定すれば制限は解除される。「一生なれない」わけではない。

僕の場合は、自己破産後にTikTok配信を始めたので、就職活動の経験はない。でも、配信の中で出会った自己破産経験者の中には、普通に転職活動をして就職できた人がたくさんいる。

家族への影響

自己破産は個人の手続きなので、家族の信用情報に影響はない。嫁のクレジットカードが使えなくなるとか、嫁名義のローンが組めなくなるとか、そういうことはない。

ただし、連帯保証人になっている家族がいる場合は話が別。自己破産しても連帯保証人の債務はなくならないので、連帯保証人に請求が行く。この点は弁護士にしっかり相談する必要がある。

僕の場合、嫁は保証人にはなっていなかったので、嫁に直接的な経済的影響はなかった。ただ、精神的な負担はかけてしまった。それは今でも申し訳なく思っている。

住居について

賃貸に住んでいる場合、自己破産を理由に追い出されることはない。家賃をきちんと払っていれば、住み続けられる。

ただし、引っ越す際に新しい賃貸の審査が厳しくなる可能性はある。信販系の保証会社を使っている物件だと、審査に通りにくいことがある。その場合は、独立系の保証会社を使っている物件を探すと良い。

持ち家の場合は、管財事件で処分される可能性がある。ただし、家族が住んでいる場合は、管財人と交渉して住み続けられるケースもある。

銀行口座について

自己破産しても、銀行口座は使える。新しく口座を開設することもできる。

ただし、借入のあった銀行の口座は、受任通知を送った時点で凍結される場合がある。給料の振込口座が借入先の銀行と同じ場合は、事前に振込先を変更しておく必要がある。

携帯電話について

携帯電話の契約自体は問題ない。ただし、端末の分割払いはクレジット契約なので、ブラックリスト期間中は分割購入ができない可能性がある。

対策としては、端末を一括購入するか、中古端末を使う方法がある。格安SIMなら端末代も安く済む。

精神的な変化

自己破産後、最初の1-2年は「後ろめたさ」みたいなものがあった。人に会うのが怖い。「破産した人間」として見られているんじゃないかと。

でも、時間が経つにつれて、その感覚は薄れていった。自己破産は「失敗」ではなく「リセット」だったんだと、今は思える。

大げさかもしれないけど、自己破産を経験したことで、お金との付き合い方を根本から見直すことができた。以前は「稼ぐこと」ばかりに目が向いていたけど、今は「身の丈に合った生活」の大切さが分かる。

再起するために

自己破産後の生活で一番大事なのは、「小さく始める」ことだと思う。

いきなり大きなことをしようとしない。まずは生活を安定させる。少額でもいいから貯金を始める。そして、少しずつできることを増やしていく。

僕の場合は TikTok 配信がきっかけだった。初期費用ゼロで始められて、人とつながれる。最初は収入なんてなかったけど、続けているうちに少しずつ収入が得られるようになった。

自己破産は人生の終わりじゃない。むしろ、余計な荷物を降ろして、身軽になった状態だ。そこからどう歩いていくかは、自分次第。

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